昨日東京のディーラーに出向き、スカウトへ念願のブレンボキャリパーを装着してきました!
昨日11月21日はほぼ快晴で昼間は暖かく絶好のツーリング日和でしたが、夕方はやはり寒く、帰宅時は中々つらかったですね(笑)
純正の片押し2ポッドフローティングから
対向4ポッドキャリパーへ!
ゴールドのキャリパーでスポーティさ、高性能っぽさが増しますね。
ステーのボルトは付属のボルトは使わず黒の64チタンボルト(チタンショップGK)を
別途用意。
目立たなく且つ防錆・軽量化!
チタンショップGKホームページ→https://titanshop-gk.com/
裏側
こちらも付属のボルトではなくβチタニウム製64チタンボルトでしっかりと締結。
真ん中は既製サイズですが、上下2本は特注サイズで計8580円!
締め付けトルクは22Nmにしています。
制動力の逃げを防ぎ、本来の性能を発揮させると共に
サビも防ぎます。
(元々付属のボルトは無垢のクロモリでとても錆びやすいそう)
ちなみに元々付いていたボルトはトルクスのT40というサイズで外せます。
キャリパーのボルトの締め付け方はこの順序。
先に左右・最後に真ん中です。
飽くまでこのキャリパーの場合の話ですが、左右のボルトは半ネジ、真ん中は全ネジになっています。
全ネジの場合はいくら締め込んでも2つのパーツをギュッと締結させる事はできません。
なので先に真ん中を締めてしまうと隙間が残ったままになってしまう可能性があります。
そのため左右の半ネジを先に締めて隙間なく密着させておく必要があるのです。
ブレンボキャリパー&スカウト用ステーセット 33,520円
ステー用黒チタンボルト 5,230円
キャリパー用βチタニウムボルト 8,580円
フルード交換 1,080円
取り付け工賃 7,560円
計 55,970円 のカスタム!(ドカーン)
気になる効き、タッチですが、俺は使いやすくなったと思います。
とても強力になったものの、いきなりガツッと効き始めるのではなく、滑らかに効き始めます。
そして強力になった事で、今までは指4本掛けで鷲掴みしていたのが、2本掛けでも同様にブレーキング出来るようになり、とても楽になりました。
それでいてクロモリより軽量でサビないという、バイクのボルトには非常に適した素材。
特に今回付けたような2ピースキャリパーは、左右2ピースになっている都合でブレーキング時にキャリパーが開く力が加わり、締結しているボルトは強く引っ張られます。
その為引っ張り強度の低い材質のボルトではひずみが起きてキャリパーがわずかに開き、制動力のロスが発生するという事になります。
その関係で強度の高いクロモリ鋼が採用されているのですが、錆びやすいというのが問題。(コレ重要)
ボルトはキャリパーの裏側なので目立たないっちゃ目立たないんですが・・・。
この「ヤング率」という要素、チタンボルトについて調べているとやたらと出てくる言葉で、単純な「強度」とは違う別の要素でかつ強度よりも重要視すらされているよう。分からないなりにも自分なりに勉強してみた。
要するにこういう事だろうか。
同じ強度でも「ヤング率」が違う2つの金属ボルトを締め、キャリパーを締結。
"コ"の字になっているキャリパーは作動させると、その反動で開くように強い力がかかる。
この時に開かないようにするのがこのボルトの仕事なワケだが、ヤング率の低い左は伸び始めるのが早く、右はまだ伸びていない。
キャリパーボルトの伸びはすなわち制動力のロスを意味していて、いくら限界強度が高くてもヤング率が低ければ、制動力のロスが大きくなり、適していない材質となる。
この場合、ボルトがどの程度まで耐えられるかの強度そのものは、ある程度の高さがあればより高い程良いというワケでもなく、「どれくらい伸び・ひずみにくいか」が性能となる。
64チタンは右の図のような性質がありそういう性質から選ばれている、と俺は解釈した。
これが外したノーマルキャリパー。
一般的には4ポッドよりこの2ポッドの方が軽いとされているが、
外して持ってみると意外と重く、
今回取り付けたブレンボのキャリパーとはあまり違いを感じない。
そしてそして、同時に交換してきましたフロントタイヤ。
「ブリジストン バトルクルーズH50」です。
このタイヤ、アメリカンモデル向けに専用開発したとの事。
その狙い通りかアメリカン系ライダーからとても好評価を受けているようで、スカウトの場合でもこの年式の初期装備タイヤよりも剛性などが適切なのだそう。
スカウトは車体剛性が高いのでその分タイヤで受け止める割合が多く、ラジアルタイヤでは固すぎて凹凸で不安定になりやすい。
このタイヤはバイアス(セミバイアス)で剛性が程よくて路面追従性に優れ、軽やかで安定したハンドリングを実現してくれるようです。
さらにこのバトルクルーズは摩耗した時の性能変化を最小限にする事にもこだわっているようで、減った時のハンドリングの悪化の抑制も期待できますね。
天気とバイクをマスターしてツーリングを楽しもう!

